スペイン紀行録⑦
19日目、Leonに到着しました!着いてから随分うろついたので、午後1時ですでに眠いです(笑) さて、メセタ入って途中から、ずっと同じメンバーで歩いてます。2日目のララソーニャで出会ったメンバーのうちの3人と、16日目?のfromistaで出会ったスペイン人男性との5人で。出会った友達と数日間過ごすことはこれまで何回もあったのですが、途中で別れたり出会ったりを繰り返すのが常でした。 でも、今のメンバーは朝から晩まで一緒に行動しています。僕はペースが遅いのでどんどん離されてくのですが、次の町で待っててくれて、同じ宿に泊まって、毎日軽く飲んでしてます。 しかし、ゆうべ僕の頭に「そろそろ離れようかな」という考えがよぎりました。いつも待っててくれることはありがたいけど、同時に非常に申し訳なさも感じていたからです。しかし、彼らは多分気にせずに受け入れてくれてるように見えて、それがまたありがたく、結局僕は今日も一緒に行動していました。 なぜ、大丈夫に見えるのに「申し訳ないし。離れようかな。相手にも楽やろう。」と考えるのか。今日歩きながら考えてみました。それは多分、自分の中で、人に対する信頼が薄いのだろうと思います。どうかすると嫌われるんじゃないか、といつも思っているのでしょう。そして、一人でいようかなと思うときは、きっとそのプレッシャーから解放されたいときなんやろうと思いました。(実はメセタ入ったところでも同様にグループで行動してたのですが、その時は自分がダメなスイッチ入ったためにそこから離れてしまいました。) 今僕は、挑戦をしています。「友達と一緒にいてみる。」ということに。自分の心を預けてみる、ということに。ありのままでいても、きっと彼らは受け入れてくれるでしょう。そう思います。「大好きな彼らから、嫌われないために距離を置く」のではなく、「大好きだからこそ、心を委ねる」。ほんと久しぶりやと思います。少数にしかずっとできなかった。 僕はこの旅で変わりたい。大好きな自分でいるために。彼らが「いいじゃん!」って言ってくれてる自分の姿を信じられるように。そう言ってくれる彼らを信じられるように。すぐに人を好きになる自分が、大好きな人たちと、もっと素敵な時間を過ごすために。 縛り付けてきた心を、解放してあげる。解放してあげよう。解放してあげたい。 「ほら、もう大丈夫やよ。」って。 さあ、ランチに行こうぜ!